もしかしたら目の病気かも!?視力低下する症状や原因をチェック!

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もしかしたら目の病気かも!?視力低下する症状や原因をチェック!

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  • 最近見え方がおかしい…。
  • 片目だけ視力が落ちた…。
  • 目の充血が治らない…。

こんな症状で悩まされていませんか?

普段と見え方が違う場合は、目の病気にかかっている可能性があります。

しかし「視力低下」と一口に言ってもその症状は人によって様々です。

時間をかけてゆっくりと進行する場合もあれば「朝起きると突然視力が落ちていた!」なんてこともあるんですね。

こちらの記事では視力の低下を引き起こす病気とその原因、そして具体的な症状を載せております。

視力低下を引き起こす目の病気はこれ!

以下は、視力の低下を伴う病気を分類してまとめた表です。

「病名」を押すとそれぞれの項目に移動しますので、チェックしてみてください。

★…ゆっくりと低下
★★…どちらも起こりうる
★★★…急激に低下
視力低下のスピード
白内障
網膜色素変性症
ぶどう膜炎 ★★
変性黄斑症
糖尿病網膜症
緑内障
角膜炎 ★★★
網膜静脈閉塞症
網膜剥離
視神経炎

白内障

かかりやすい人 視力低下のスピード
50代~ ゆっくり

主な症状

  • 視界がぼやける
  • ものが二重に見える
  • まぶしい
  • 明るい場所で見えづらい

原因

白内障は、目のレンズ機能を果たす「水晶体」がにごることで視力が低下する病気です。

加齢によるストレスや紫外線などの刺激により、水晶体内部のたんぱく質が水に溶けにくくなり大きな塊を作ることでにごりが発生します。

80歳を超えるとほとんどの人に発症する病気ですが、糖尿病やアトピー性皮膚炎により若い世代でもかかる場合があります。

網膜色素変性症

かかりやすい人 視力低下のスピード
家族や親戚に患者がいる人 ゆっくり

主な症状

  • 暗い場所で見えにくい
  • 視野が狭くなる
  • 視力低下
  • まぶしい

原因

網膜色素変性症とは網膜の細胞が通常よりも早く老化して機能しなくなる病気です。

最初に現れるのは、薄暗い場所で物が見えにくい「夜盲症」「鳥目」と呼ばれる症状です。

その後、視野の中心部分に向かって見える範囲が徐々に狭くなっていきます。

症状の進行はとてもゆっくりで、発症から5~6年ほど経ってようやく視野の異常が確認される程度です。

この病気はほとんどが遺伝によって発病します。

ぶどう膜炎

かかりやすい人 視力低下のスピード
全年齢 場合による

主な症状

  • 糸くずのようなものが見える
  • 視界がかすむ
  • まぶしい

原因

「ぶどう膜」とは、目の内側にある「虹彩」「毛様体」「脈絡膜」と呼ばれる3つの組織の総称です。

ぶどうの実のように丸い眼球を覆っている膜の部分に炎症が起こることから「ぶどう膜炎」と呼ばれています。

原因は細菌やウイルスへの感染によるもの免疫異常によるものがありますが、半数近くは原因不明という難しい病気です。

日本では「サルコイドーシス」「原田病」「ベーチェット病」などの自己免疫疾患が原因の4割を占めており、これらを3大ぶどう膜炎と呼んでいます。

ぶどう膜には毛細血管が密集しているため、体のどこかに異常があると血液の流れで影響を受けやすい部分です。

そのため、全身の疾患によりぶどう膜炎を引き起こすケースも少なくありません。

変性黄斑症

かかりやすい人 視力低下のスピード
50代~ 場合による

主な症状

  • 視野の中心が暗くなる
  • 視界がゆがむ
  • 色がわかりづらくなる

原因

黄斑変性症とは網膜の中心にある「黄斑」に異常が生じて、見え方に問題が起こる病気です。

加齢により黄斑付近の毛細血管が詰まると、酸素や栄養を送り届けるために新しい血管がつくり出されます。

この新生血管が破れて出血を繰り返すことで、網膜に正しい像が映らなくなり急激に視野が欠けたり物がゆがんで見えたりします。

この「滲出型(しんしゅつがた)」と呼ばれる仕組みが黄斑変性症で最も多い原因です。

その一歩手前の状態である「萎縮型」の場合は、ゆっくりと時間をかけて症状が進行していきます。

糖尿病網膜症

かかりやすい人 視力低下のスピード
糖尿病患者 症状が進行すると急激

主な症状

  • 糸くずのようなものが見える
  • 視界がかすむ
  • 視野の一部が欠ける

原因

糖尿病網膜症は、糖尿病により血管に障害が起こることで発生します。

糖尿病患者は血糖値をコントロールする「インスリン」の作用が低下している状態です。

血中のブドウ糖が上手く体内に吸収されないため、常に高血糖の状態が続いて血管が詰まったり破裂したりして出血します。

こうして今ある血管に異常が生じると新しい血管が作られます。ただ、新生血管はとても脆いためすぐに細胞が壊れてしまうのです。

その結果、漏れ出した成分が「硝子体」と呼ばれる部分にたまってシミになります。

シミの部分だけ網膜まで光が届かず、視野の一部が欠けて見えるのが特徴です。

糖尿病患者の約40%が併発していると言われていますが、最初はほとんど自覚がありません。

症状が進行すると「網膜剥離」を起こす危険性もあるので早めの治療が必要です。

緑内障

かかりやすい人 視力低下のスピード
40代~ 場合による

主な症状

  • 視野の一部が欠ける
  • 時々虹が見える
  • 眼球に鈍痛がある

原因

緑内障は、目から脳に情報を伝達する「視神経」に障害が起こり視野が狭くなる病気です。

40歳以上の20人に1人が発症しているとされ、日本の失明原因の1位でもあります。

視神経に繋がる眼球の内部は「房水」と呼ばれる液体で満たされています。この房水が内側から外に向けて一定の圧力をかけることで目は球体を維持しています。これが「眼圧」です。

何らかの理由で眼球内の房水の量が増えると、眼圧が上昇して視神経を圧迫します。その結果、脳に情報を送れなくなるのが緑内障です。

ただし、最近では眼圧に異常がなくても緑内障を発症する人も増えています。

病状は時間をかけてゆっくりと進行していきますが、一度ダメージを受けた視神経は元に戻らないので早期発見が何より大切です。

また、急激に視野が悪化した場合は「急性緑内障発作」の疑いがあるので一刻も早く病院で診察を受けましょう。

角膜炎

かかりやすい人 視力低下のスピード
コンタクトレンズ使用者
ドライアイ
速い

主な症状

  • 強い目の痛み
  • 涙や目やにが出る
  • まぶたが腫れる
  • 白目が充血する
  • 角膜が白くにごる

原因

角膜炎とは、黒目の部分にあたる「角膜」に付いた傷から病原菌に感染して炎症を起こしている状態のことです。

原因となる病原菌などから、以下の4つに分類されます。

細菌性角膜炎

細菌に感染して起こる炎症です。角膜炎の原因で最も多いのがこの細菌性角膜炎です。

放っておくと黒目が白くにごって失明する危険性があるので、早急な治療が必要です。

真菌性角膜炎

カビに感染して起こる炎症です。とても稀なケースですが、体の抵抗力が弱っていると感染することがあります。

細菌性角膜炎に比べて発症まで日数がかかるのが特徴です。細菌性と同じく大至急治療が必要です。

角膜ヘルペス

ヘルペスウイルスに感染して起こる炎症です。感染したウイルスは体内の神経細胞に潜むようになります。

健康な体では沈黙を保っていますが、病気やストレスなどで抵抗力が弱るとウイルスが活動を再開し角膜まで侵入して炎症を起こします。

体の状態によっては再発しやすいので、規則正しい生活をして健康を維持することが重要です。

アカントアメーバ角膜炎

「アメーバ」と呼ばれる微生物に感染して起こる炎症です。アカントアメーバは池や沼などに生息しており、日常生活でも洗面所などの水回りに存在します。

コンタクトレンズ装用者が日常のケアを怠って発症することが多く、近年患者数が増加しています。

現時点ではアカントアメーバを退治できる特効薬がなく、一度かかると治りにくいのが特徴です。

網膜静脈閉塞症

かかりやすい人 視力低下のスピード
50歳以上で高血圧の人 速い

主な症状

  • 視野の一部が欠ける
  • ものがゆがんで見える

原因

糖尿病網膜症と並んで、目の中で出血を起こす代表的な原因のひとつです。

50歳以上で、特に高血圧の人に発症しやすいと言われています。

高血圧の場合、血液の圧力に耐えるため血管の壁が厚くなるので「動脈硬化」になりやすいです。

その結果、動脈と絡み合っている静脈が圧迫されて網膜の腫れや出血を引き起こします。

急激な視力低下が特徴で「ある日突然視野の一部が欠けた」という場合は発症している可能性があります。

網膜剥離

かかりやすい人 視力低下のスピード
全年齢 早い

主な症状

  • 糸くずのようなものが見える
  • 視界に一瞬強い光が見える
  • 視野の一部が欠ける

原因

網膜剥離は、眼球に何らかの強い衝撃が加わった時や糖尿病網膜症などにより引き起こされます。

いずれの場合も、網膜に発生した「裂け目」が発端となり網膜が剥がれていきます。

網膜には痛覚がないため痛みを感じることはありませんが、突然視野の一部が暗くなったりすると網膜剥離の疑いがあります。

網膜の中心にある黄斑まで剥がれてしまうと、急激に視力が低下してそのまま失明する恐れもあるので早急に眼科を受診しましょう。

視神経炎

かかりやすい人 視力低下のスピード
20代~50代の女性 速い

主な症状

  • 視野の中心が見えない
  • 目を動かすと痛む
  • 片目だけ視力が低下する

原因

視神経炎とは、目と脳をつないでいる「視神経」に異常が生じる病気のことです。

片目だけ視力低下が起こるのが特徴で「目を動かすと痛い」というのが初期症状だと言われています。

原因は、多発性硬化症の影響が一般的ですがウイルスや腫瘍による神経圧迫によっても起こります。

発症から数日~1週間程度で急激な視力低下が見られるため、早期発見がとても重要です。

病気ではなさそう…。じゃあ視力低下を食い止めるにはどうすればいいの?

今回ご紹介した目の病気は、放っておくと失明の危険性がある注意が必要なものばかりです。

一度失ってしまった視力はもう二度と戻ってきません。だからこそ、早い段階で治療を始めなければいけません。

早期発見により完治できる病気もあるので、当てはまる症状があれば早急に眼科を受診しましょう。

上記のどれにも当てはまらないのであれば、目の使いすぎや加齢によって視力が低下している可能性が高いです。

病気が原因でない場合は、正しい対策を取ることで視力の回復や症状の進行を食い止めることができます。

以下の記事では、視力が低下した時の対処法について詳しく書いておりますので参考になればと思います。